災害未然防止活動の一環として、転倒防止講習会を開催しました。ご参加の皆様には体力測定と座学を通じて、転倒リスクを減らすための知識と意識を高めていただきました。今回ご参加の皆様の年齢層は20代から60代まで幅広く、楽しい雰囲気のなか行われました。60分間のプログラムで、体力測定と座学が半々の構成です。
体力の状態を客観的に把握するために、実測と問診を行いました。
特に主観的体力の判定に注目し、自己評価に偏りなく客観的な視点で自分の体力を見極めることが重要であることを強調しました。つまり主観的体力が高い場合は、過信や油断に陥りやすく被災リスクを高めてしまうことを認識していただきました。
座学では、具体的なケーススタディを通じて、転倒の原因となる要因を探りました。日常生活や特定の状況での転倒リスクを理解し、それに対する予防策を紹介しました。
また、転倒のメカニズムについて理解することで、体力だけでなく環境や行動も考慮することが重要であることを認識していただきました。
今後は、体力を高める運動実技編を予定しています。転ばぬ先の体力、万が一被災しても怪我を重症化させないための体力づくりに効果的な運動実技のご紹介をします。
自身の体力や行動に対する正確な認識を高めることで、災害や事故を未然に防ぐことができます。引き続き、安全意識を高める取り組みに貢献できればと考えています。